こんにちは!の~ざんです。
梅雨が明けて、夏の暑い日が続いていますね。
夜空を見上げると、夏の綺麗な星々が輝いているのを目にします。
子どもの夏休みに、家族揃って星空ウォッチングを楽しむのはいかがでしょうか。
今回は、子どもと初めて星空を楽しむコツを記事にしてみました。
夜空を眺める前にしておきたいこと
夜空の星々を眺めるときに、ただ星を見て「キレイだな~」で済ませてしまうのは、もったいないです。
折角ですから、子どもに星や宇宙に興味を持ってもらってから星を見上げると、より夜空に引き込まれると思います。
それには、次の方法がおすすめです。
1.家で星に関する図鑑や本を見る(読む)
まずは図鑑を見て、どんな星座や星があるのか見てみましょう。
星座の名前を覚えることはしなくても、星座の絵を見ることで、色々な動物や道具が星座になっていることがわかると思います。
子どもや家族の誕生日の星座を見つけて、それにまつわる神話やエピソードを読んであげるのもいいですね。
の~ざん家では、5歳の娘に家族全員の星座を覚えてもらって、図鑑で「これはしし座でパパの星座!」と言ってもらったときは嬉しかったですね~。
2.YouTubeなどの動画サイトで星に関する動画を観る
YouTubeには、プラネタリウム感覚で観られる動画や個人の方がわかりやすく宇宙について紹介している動画があります。
大人も惹き込まれるものもありますよ。
3.プラネタリウムに出掛ける
科学館などにあるプラネタリウムに出掛けてみるのもいいです。
プラネタリウムでは、その日の夜空の紹介はもちろんのこと、子どもが飽きないようにアニメとコラボした宇宙や星についての映画も上映されていることがあります。
実際に星空を見上げて、星座を見つけてみよう
いよいよ星空を見上げてみましょう。
できれば、街の明かりを感じない、真っ暗な場所が理想的です。
雲一つない夜空を見上げていると、まるで自分が宇宙に吸い込まれていくような感覚になります。
夜空は季節によって、景色が違います。
ここからは季節ごとにどの星や星座に注目していけばよいかお話しします。
春の星座
うしかい座の1等星(アークトゥルス)とおとめ座の1等星(スピカ)、しし座の2等星(デネボラ)を結んでできる「春の大三角」を中心に周りの星々を観察するのがおすすめです。
おとめ座の1等星(スピカ)からうしかい座の1等星(アークトゥルス)まで弧を描くように曲線を延ばしたあと、その曲線をさらに北に伸ばしていくと北斗七星に辿り着きます。
北斗七星はおおぐま座の尻尾の部分に当たります。
また、さきほどの曲線を南に伸ばすと、からす座とうみへび座に辿り着きます。
最初に出てきた「春の大三角」を作る一つの星、しし座の2等星(デネボラ)はしし座の尻尾の部分に当たります。
しし座で目立つ星は、その心臓部に位置する1等星(レグルス)があります。
このように「春の大三角」を中心にして、様々な星座や星を見つけることができます。
夏の星座
夏にも、明るい星を結んでできる「夏の大三角」があります。
こと座の1等星(ベガ)、はくちょう座の1等星(デネブ)、わし座の1等星(アルタイル)の3つです。
特に、こと座の1等星(ベガ)は織姫星、わし座の1等星(アルタイル)は彦星として、七夕を彩る星としても知られています。
この2つの星の間には、天の川が流れています。
明るい街中ではほとんど見ることができないと思いますが、街灯の明かりがない暗い場所では、無数の星々が川のようにぼやっと白く輝いているのがわかると思います。
実は、天の川はこの夏の大三角の辺りだけにあるのではなくて、どの季節にも見られるものなのですが、他の場所よりもこの辺りが星の数が多いので、はっきりと見えるのです。
特に夏の大三角の辺りは、私たちの太陽系から銀河の中心部分を見ているのと同じことになるので、他の場所よりも星の数が多く見られる、ということになります。
夏に注目したいものとして、南の空に浮かぶ、さそり座とその1等星(アンタレス)も外せません。
アンタレスは赤色巨星という、他の星よりも赤く見える星です。
そして、ちょうどさそり座の心臓部分に位置します。
秋の星座
まずは四角形を作れる4つの星を探しましょう。
これが「秋の四辺形」です。
ペガサス座の一部で、周りに明るい星がそれほどないので、探しやすいと思います。
その4つの星の一つから北に4つほど等間隔に並んでいる星々を見ることができます。
これがアンドロメダ座です。
アンドロメダからさらに北東方向に目を移すと、Wの形をしたカシオペア座を見ることができます。
カシオペア座とアンドロメダ座の間にあるT字の形をした星座はペルセウス座です。
秋の四辺形から北方向に目を移すだけで、これだけの星座を見つけることができます。
冬の星座
冬は、秋と違って一気に明るい星が増えて、華やかな印象を受けると思います。
特に6つの一等星がほぼ同じ領域に集まっていて、冬のダイヤモンドを形作っています。
その一つ一つがそれぞれの星座を代表する星なので、冬はこれらの星々を辿っていくだけで十分楽しめます。
まずは、ダイヤモンドの6つの星の一つ、リゲルを持つオリオン座です。
この星座は、もう一つの一等星ベテルギウスが対角線上にくるように四角形を見つけると、それがほぼオリオン座です。
オリオン座の真ん中あたりに明るく3つの星が見えます。
まとめ
ここまで、子どもと星空ウォッチングを楽しむときに、事前にやっておきたいことと実際に星を見上げたときの着目点についてお話をしてきました。
初めての星空ウォッチングにぜひ役立てていただければと思います。
今回も最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました!